2013年10月

ここ数日、連休をとったりで、

あまり店近辺で時間を過ごすことがなかったが、

今日は店から鷹峯、西賀茂へ散歩に。

一般的には何もないと言われてしまう風景が、

私にはゆったりと過ごせる特別な時間で、

何か身体に充電のできた時間となった。

京都も様々な場所で生活をしてきたが、

この場所が一番長く、また全然飽きのこない場所で。

これからの時期は、日々景色も変わる。

楽しみだ。楽しみだね。

食品偽装について、様々に大騒ぎをされているが、

 

一飲食店としての立場で言うと、

そんな嘘ついた店にお客様が来て売り上げが上るということは、

我々はドーピング違反をした選手と全力で走っているようなものであると思う。

 

私が足を運ぶお客という立場であれば、

提供されている商品価値が支払った金銭に見合っていないことは残念であるが、

そもそもブランド表現された言葉を食している訳ではなく、食べ物を食している訳であるので、

美味しいのかそうでないのか、食することに安全なのかそうでないのか、

その辺りのほうが余程気になるところだ。

 

世の中はあまりにも、安く、我だけの特別感を求めたがる。

それに嘘で応えた結果なのだろう。

 

過剰表現もいかがなことかと思うが、

説明不足の低価格であることしか表現されていないの食材を食することも疑問なのではないか。

 

もっとシンプルに。それだけではだめなのだろうか。

何でもある街、何にもない街。

何でもある街には何があるのだろう。

何にもない街には何がないのだろう。

僕は僕の好きなものがあるこの街が好きだ。

おしまい。

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