dialy: 2009年9月

家具が届く。

新しい新しくない椅子が届く。

僕にとっては、とても大きな変化だ。

とりあえず、全てのSOLE CAFEのお客様の席に座ってみる。

特別な時間だ。一番乗りだ。

 

どうぞ、二番目を。どうぞ、どうぞ。

食べたいお菓子を、菓子工場まで購入しに行く。

工場の周りは、とても甘い空気で。

購入するお菓子も、焼きたてのお菓子で。

世のものの流れ、経済の流れが、目に焼きつく。

 

工場のおばさんが可愛らしい。やや可愛らしい。

バス、路面電車の文化の京都で育った私は、

幼い頃の写真を見ると、バス、嵐電と共に写る写真が多い。

 

ガ、ガ、ガ、ガーと、バスの発進する音が店の中まで響く。

この音が好きだ。

ゆったりとしたカフェの時間や、ライブの静かな瞬間にも、

この音が鳴り響く。

 

今日もバスに乗って足を運んで頂くお客様がいる。

有難いことだ。

 

景色をゆったりと楽しめるバスが好きです。

営業時間の変更に伴って、

家具などを少し変えようと考えてます。

10月早々には、全て揃っている予定で、

新しいSOLE CAFEのカフェ、ライブを楽しんで頂ければと、

私は今が楽しいです。

 

岡崎をブラリと、歩いてましたが、

京都市美術館のルーヴル美術館展の入館待ちが凄い行列でした。ね。

所用で、珍しく街へ出かける。

時間を大切に思うべく、食にも大切に思う。

大きな贅沢ではないけれど、河道屋で蕎麦を食べ、フランソワで珈琲を飲む。

秋に履くチェックのパンツも購入した。

短い時間ではあるが、特別な時間だ。

今日、入った喫茶店には、素敵な時間が流れていた。

誰もいない店に、カレーと珈琲の香りが。

流れる車の一つ一つ、一人一人を確認しながら景色を楽しむ。

贅沢な時間に、心が洗われる。

ただ喫茶店にいる時間が好きで始めた喫茶業。

それだけで十分なはずだ。これからだ。

いろんな人がいる。

本当にいろんな人がいる。

ビックリするぐらいいろんな人がいる。

現実的には、いまさらビックリはしない。

慣れるのか、錆びるのか、その感情が心配になる。

いろんな人が、見たくも聞きたくもないことを主張してくる。

つまらない時間だ。出来るだけ、そんな時間をなくしていこう。

きっと心配事は減るはずだ。

まだまだ暑い日が続く毎日で、贅沢にも夏気分が継続中です。

季節の変わり目には、少し先のことなんかも考えたりしながら、

思案しております。

 

10月から、営業時間、内容が少し変わります。

今のSOLE CAFEのご利用をして頂いているかたには、あまり違和感はないかとは思います。

たくさんの人に支えられながら、

9年間、信じることを一つずつ手にとって、今日まできました。

思いは何も変わらずに、

少し形を変えて、また一つずつ、我々の手にとって進んでいきたいと、そんな思いです。

とても楽しみです。

 

最近は頻繁に京都の老舗の店に足を運んでます。

永く続くことが全てではないと思いますが、

その温かみと落ち着きに、癒され影響され吸収しようとし、

そんなお店になれればと、思ったり願ったり。

 

 

いつか飛べる日もくると思う。