dialy: 2016年11月

ランチの営業中に店の真ん前にベッタリと
大きな大きな砂利を積むトラックが止まった。
店への光は遮られ、エンジン音が響く。
少し様子を見ていると、車内で弁当を広げだした。
三十代半まで、ずっと変わらない姿勢を保った
気合の入ったタイプである。

同じようなことは多々あって、
前に簡潔に注意をしたら、逆にキレられたことがある。

今日は簡潔に言わずに、丁寧に行こうと心に誓った。

まず、「休憩中、悪いけど・・。」と声を掛けた。
思ってもいないことを言った。ここで一つウソをついた。

そして、「今から、前に車おいて作業するし・・。」と言った。
車など来るわけがない。今、ランチの真っただ中だ。
ここで二つ目のウソをついた。

そしてもう一度、「悪いけど、車移動してくれへんかな・・。」と言った。
また出てしまった、悪いなんて思っていない。
置く前から分かれよ、と思っている。
また、ウソをついた。

最近、簡単にごめんなさいと言えるようになった気がする。
少し身体が拒絶しているのか、「ごめんなさいねっ。」って言っている。

ごめんなさいねっ。笑